NaCIO3

夜の波をこえてゆくよ

クリープハイプのすべて

 

f:id:yamagatananami:20180602030940j:image

 

2014年4月17日、17歳
2018年5月11日、22歳


あの頃はクリープハイプ好きになりたてで、これから大学受験勉強に本腰入れなきゃね、って言っていた春で、
今では4年間過ごしてきた出来事にクリープハイプがいて、就活だねって言っている春。

違うバンドきっかけで知り合ったものの、クリープの良さを語り合っているうちに仲良くなり、年齢は違えど未だに仲良くしてくれている友達(その友達も、大学生から社会人となっている)とまた同じ場所で同じバンドのタオル持って笑っている。


この要素だけで十分エモすぎませんか??????????????????????????????????????????????????????????


ライブ、随分前のことにしか思えないけれど、5月中にこれを書かなきゃ!と思ってはいたので、今書きます。(と思っていたら6月になっていました…はて……🤔)
そもそも2018年の5月、めちゃめちゃ濃かったな。


この日私は何も予定がなく、友達も有給をとってくれていたので一緒にグッズ列に並んだんですけど、完全に舐めていました……。奥歯をガタガタ言わせ節♪でした。
4時間も並びました(!!)
久々にこんなに長い列並んだというか、行列苦手タイプなのでよく並んだな!!と自分に関心。ずっと話していたから全然楽しかったけど!
普段グッズとかあんまり買わないのに、今回グッズで本気出してきたので1万円越しちゃった…!

腹ごしらえをしていざ武道館へ。友達と別れて(連番じゃないんかい)ひとり席についてボーッとライブが始まるのを待つ。
ライブが始まるのを待つ時間が大嫌いで、これはバンドもお笑いのライブも一緒なんですけど、極力待たないギリギリで行きたいタイプなんです…
ただこの日は全然待てたな、、、やっぱり、広すぎるのもあるけどライブが始まる!!!!!という興奮が空白の時間を埋めてくれたみたい。

パロディCMで笑わせてくれた後に、4人が出てきてスタート。


いや1曲目「ねがいり」て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この日のエモのピーク、間違いなくここにありました。

全然友達がいなかった高校時代は、学校から駅まで歩く時に音楽何聴きながら帰るかだけが毎日の楽しみだったんですけど、「ねがいり」は1曲が長いから他に聴ける曲が少なくなっちゃうな、でも絶対に聴きたいな、っていう日があったりして、大切な時に聴いていた。
今でも線路沿いの道を歩く時はこの曲が頭に流れるしどうしようもなく死にたくなったりする時に助けてもらってる――
などと考えているうちに涙が止まらなくなって1曲目からすごく泣いてしまった。

あとあと鏡見たらマスカラがめちゃめちゃ落ちていてエッチな感じになってしまっていました……。


いや2曲目「寝癖」て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この曲も思い出があり余り過ぎていて(このテンションでいったら全てに思い出が詰まっているから大変なことになるな、)
この曲は前回の武道館で新曲扱いだったのに今ではもう懐かしささえ覚えるようになったし、こんな名曲生み出しながら更に毎回超えてくるからすごいですよね…。

「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」「オレンジ」と続くのですが言わずもがな、ですよね。良すぎ。クリープの好きな曲ランキングを位を初っ端ごそっとやられて「あぁ」としか言えなかった。

ここで「エロ」がくる。
当初私はアンチエロだったんですけど(なぁーーんそれ)、歌詞が良いことに気付き大変なことになってしまった。開演前この曲のことを友達と「直喩」と評したのも楽しかった。
「一瞬で終わる夏 汗が乾いて忘れる」ってやばない??????????????????????????????????????????


からの「左耳」。
この世の中の全ての楽曲の中で最も歌詞が秀逸…。初めて聴いた時に ちょっと待って今何て言ってた? と思い立ち止まって歌詞検索した高校の通学路を毎回思い出す。
「左耳の歌詞が良すぎ」という話は、おばあさんになっても永遠とするんだろうなぁと思う……怖っ

意外な選曲の「ABCDC」、クリープハイプのライブあるある、近くに必ずカオナシファンがいてカオナシ曲で異様な喜び方をしがち♪こと「火まつり」、そんなに好きじゃない「鬼」、照明が印象的だった「おばけでいいからはやくきて」、大好きと大嫌いの間でのたうちまわってる バカみたいだな ていうかバカだな というのは本当にそうな「ウワノソラ」と続き………「さっきはごめんね、ありがとう」。

この曲の、2人のハモりや歌い方、そして歌詞が大好きなのでセトリに入れてくれたのは本当に嬉しかったな… メンバーがこの曲を大事にしているっていう事実が最高。

「ボーイズENDガールズ」の冒頭のギターで「あぁ…(後方に倒れこむ)」のやつをやってしまいました…。
これ以上エモい曲あったら教えてほしいくらい、“エモ”で構成されていて大好き。
かなり古い曲だから、再録してくれたのが嬉しすぎるし、今後過去曲再録する時には「ヒッカキキズ」を是非・・・という気持ちもあります。まだクリープハイプになる前の状態で発売されたアルバムに入っている曲なのだけど、良すぎなのでいろんな人に聴いてほしい。「こういう曲」が「大丈夫」な人に、おすすめしたい。
あ、「answer」という曲も名曲なので再録を願いつつも、私が大丈夫じゃなくなっちゃうな、エモで死んでしまうので・・・

「大丈夫」「明日はどっちだ」と、エモが続き、「イノチミジカシコイセヨオトメ」→「手と手」といった“分かっている”順番が続く。

「手と手」はクリープの中で1、2を争う好きな曲なので 聴かせてくれてありがとうございます!!!!!!の気持ち。
1番と2番、同じ歌詞なのに何であんなに切なさが加速した仕上がりになっているのだろうか…。
ただ、同じくらい好きな「蜂蜜と風呂場」が聴けなかったのは正直悲しかったなー。
私リズム感が無いので手拍子はしない派なのですが、「蜂蜜と風呂場」の手拍子だけは絶対にやりたい派。
この曲、歌詞がスーパー卑猥だし、共感するような内容じゃないのに聴きたくなる上に惹きつけられるの何でだろ~何でだろ~~、ですよね。
「嘘ついてくれてありがとうね」なんて日本語、あっちゃいけない。
切なすぎるから。

なーーんて矢先に「ラブホテル」で わーーーーーー!!!!!ってなる。
盛大な歌詞のミスをしていて面白かったな、DVD化されたら要チェック。
この曲も、タイトルや内容が卑猥でありつつ、それだけじゃない良さが含まれていて超好きな曲です。クリープを代表する夏の歌でありながら、「これから季節が冬になってしまったら 誰が温めてくれるんだよ」という風に、“冬にまで言及”しているところが個人的にやられた!!!!!!!となる。
「冷たい位がちょうどいい」というのは本当にそう(同じこと何年言ってんだ??)

「かえるの唄」「憂、燦々」と続き、(懐かしいな、っていう感情になっちゃった)「HE IS MINE」。
割とアンチHE IS MINEで、(結局楽しくなって某フレーズを叫ぶことになるが)この位置にもってきたのは意外だな~と思った。
それより、今回は演奏しなかったけれど、「SHE IS FINE」という、隠れた激ヤバ曲について真剣に考えてみませんか?

軽快なメロディに乗せた歌詞はド直球にエロくて、「あぁあ…」みたいな感じで聴いていた矢先、最後に「君のその愛がいつか届きますように その恋がいつか叶いますように」というフレーズが来るんです。
付き合ってなかったの😨って、びっくりして言葉を失っているうちに、軽快な後奏に乗せて曲が終わってしまう。

「ねぇちょっと!置いてかないでよ!!付き合ってなかったの?!ねぇ!!!!!」と毎回なる。

結末知りながらこの曲聴いて何回泣いたことか。
最近思い出したようにこの曲を聴きまくっているし、後悔するような出来事が自分の中で起きると、「後悔の高さ÷2」\チャンチャンチャ-ン♪/と流れるシステムになってしまいました…。

そして「社会の窓」でまた叫び、「イト」=これまた歌詞が良い と続き、ラストに「栞」。
興味ないコラボって本当に興味なくて(こういうところが冷めすぎていてヤバい)、聴いたことなかったんですけど、歌詞見ながらちゃんと聴くと良い曲なんだろうなと思ったり。
(友達との会話で、この曲がラフターナイトっていうお笑いのラジオの伏線になっていた件はびっくりしてちょっと震えた)

アンコールで「なぎら」「二十九、三十」、ダブルアンコールで「愛の標識」。

1曲目にエモを投下されて、そこからはベストアルバムみたいなセトリで楽しかった。
クリープハイプのすべて」って、こういうことか。と思った。変に変わった狙ったセトリを組むんじゃなくて、まっすぐ届けに来たんだなって、個人的に感じてしまいました。


聴きたい曲はたくさんあるけどね!!名曲がありすぎる故のやつです。

今回やならかった曲の中で、「リグレット」「バブル、弾ける」「蜂蜜と風呂場」「チロルとポルノ」「女の子」「SHE IS FINE」「百八円の恋」「君の部屋」「愛の点滅」「手」「アイニー」「僕は君の答えになりたいな」「ただ」「陽」あたりが 特別に好き!(cv.モテキの時の麻生久美子)なんですけど、こうして並べてみると【泣いてしまうセットリスト】でした・・・。

特に「アイニー」の「でも また会う日まで ずっと暇で いつも悲しくなる」の歌詞が好きなんですよね。共感というか、「正解」でしかなくて。
そんなこと言ったら、「愛の点滅」なんて歌詞が全て「正解」か・・・。


語彙力のないキモいレポになってしまったけれど、クリープハイプは名曲揃いだしライブも良すぎたということだけでも伝わってほしいな。

おまけに尾崎世界観、目が細くて前髪重めという6億点の風貌だし、書く歌詞は勿論、何より声が本当に素敵なので!!
ってこんなブログに書かなくても、武道館埋まっちゃうくらいたくさんの人が好きなバンドな訳で、好きになれて良かったです。


ライブ後は友達とホテルに泊まって、「良すぎた…」って言いながらカップ麺食べて、一番好きなお笑いが放送予定のラフターナイト聴いて(伏線回収!!)、全然出来やしないtiktokに苦戦して、疲れて寝落ちして、ギリギリに起きてホテルのバイキング食べて、吉祥寺行って、水タバコ吸いながら前日のグッズ列以上の時間居座ってしまったりなどしました。


楽しかった二日間ありがとう。
またクリープが武道館でやる時が来たら、この日のことを思い出すんだろうなー!